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私は見た!公園で・・・。昨夕(2008年8月29日、金曜日)、ご飯を食べた後、 気がつくと、MacBookをおなかに抱えたまま、 ソファの上で奇妙な生命体に化身していました・・・。 周りには、夜の静寂があるだけです。 「パソコンとホモ・サピエンスの融合」・・・。 (~おなかから情報を直接吸収してどうする!~) と・・・、そんなわけで、 多少の後悔を、都合のいい理由付けで払いのけ、 朝寝をすることに決めました。 そして朝。 シャワーを浴び、やる気満々で迎えたはずの土曜9時。 「ん?・・・。ちょっと暗いなあ、外が」と、 カーテンを開け外の路面を見遣ると、 ・・・「はっ、湿ってる。・・・くわー、雨かあ~・・・」。これから仕事に向かおうとする私の燃えたぎる情熱(ボッ)。 文字通り、水を差された格好・・・(本当はちょっとホッとしてるくせに)。 小一時間待って、昼頃、のこのこ外出・・・。 通常、土曜日は、散歩がてら朝早く家を出ることにしています。 その途中で、気がついたことを写真におさめているのです。 そうして撮ってきた写真の一部を紹介しましょう。 (私のデジカメはPowerShot S30という、 もはや携帯電話のカメラの足元にも及ばないカメラ・・・ 見苦しいけど大目に見てやってください。) まずは「戦争とインターネット」(8月10日書き込み分)で予告させていただいた、 “戦死者の名前が刻まれた石碑”とその周辺の写真です。 こぢんまりしたモニュメントですが、 しっかり第2次世界大戦の記憶をとどめようとしています。 地面には、小さいながら星条旗が取り囲んでいます。8本の円柱の基礎部分には、下の写真のような文字が刻まれています。 硫黄島、沖縄、サイパン、ガダルカナル・・・。 日本にとっては敗戦へと向かう道のり・・・。 代わりにトルーマン大統領の名前、 そして彼の命による原爆投下・・・広島、長崎。 V-J Day (8月14日)(この後、解説)・・・。 敗戦、そしてミズーリ号甲板での降伏文書調印。 これが8番目の円柱です(写真下に小さく8)。これらの文字をたどるだけでも、 悲惨な、生々しい映像が後頭葉視覚野を駆けめぐります。 小さい頃、米軍撮影部隊モーパックが撮影した実録映像(カラー)を 初めて見たときからでしょうか。 それ以来、偶然目にした互いに無関係の戦争映像が、 ランダムに海馬に蓄積されています。 その中には、祖父や父母から聞いた戦場や内地(あっ、古いかな~)での実話が、 いつのまにか映像に変換されたものも混じっているかもしれません。 それらが何かの拍子に、フラッシュバックするのでしょう。 さて、V-J Dayについてです。 「戦争とインターネット」の記事中、 「・・・実はこの州、次の月曜が休みなんです・・・」と書きましたが、 その休日こそVictory over Japan Day (V-J Day)なのです。 石碑には8月14日と刻まれていますが、 これはポツダム宣言受諾のニュースがアメリカに流れてきた日付で、 正式にはミズーリ号上での降伏文書調印の日、 すなわち9月2日をV-J Dayとするのだと、 トルーマンは演説でそう述べています。現在ではこの名称は公式には用いられず、 単にVictory Dayという抑制された表現になっています。 そして運用上は、8月の第2月曜ということになっています。 アメリカには過去何度も訪れていましたが、 ここロードアイランド州に住み着いてみて、 初めてこの祝日の存在を知ったわけです。 それもそのはず、 現在でもこの日を祝日にしているのは、 このロードアイランド州だけだからです(2008年現在)。 ではなぜ、旧日本軍と戦ってトラウマを受けた人達がこの州に多いのでしょう。 答えは、New Portにあります。 ロードアイランド州の港町です。 ここはAmerica's First Resortと呼ばれるほど古くからのリゾート地で、当時の大富豪たちが競って別荘を建てたところです。 現在でも夏にはニューヨークや、 隣のマサチューセッツから訪れる人で大変な賑わいをみせます。 ジャズフェスティバルやヨットのアメリカズカップでも有名ですよね。一方、米国海軍との結びつきも古くから強固なのです。 日本に開国を迫ったペリー提督(おおーっ、懐かしい!)の出身地であり、 海軍戦略大学 (United States Naval War College)、 海軍水中戦センター (Naval Undersea Warfare Center)、 そのほかアメリカ海軍の訓練施設などが立地しています。 海軍出身者が多く、 こと戦争に関しては無関心でいられない地域特性を持っているのです。 南方で旧日本軍と死闘を繰り返していた米国海軍の基地の一つが、ここNew Portにあったというわけです。 ・・・戦後63年経っても、このV-J Dayは続いています。 戦争の傷跡は容易に消えるものではありません。 写真を撮っているとき、一人の老人が近づいてきました。(実はちょっと警戒しました) 彼は何も言わず立ち去っていきましたが、何か言いたげな口元でした。 トラウマを引きずっている元兵士なのか・・・。 わかりませんが、そんなシナリオも十分ありえる街です・・・。 円柱の脇には、下の写真のように、戦死者の名前を連ねた石碑があります。 そしてベンチ・・・。 ベンチには短い文字が刻まれています。 これは、ルーズベルトが1941年に議会演説で用いた4つの自由の一つです。 確かにベンチは4つありました。そして残りの3つには、 「FREEDOM OF SPEECH」、「FREEDOM FROM WANT」、 「FREEDOM FROM FEAR」・・・。 これら4つの人間の自由に基づいて、世界建設を希求するのだという宣言です。 しかし、 「理想世界建設を希求するために、なぜ“戦争”を選択するのか」 という矛盾に応えぬまま、 当時のイデオロギー対立の中で、 新たな戦争が繰り返されました。 朝鮮戦争、ベトナム戦争、・・・。下の写真は、朝鮮戦争の戦死者を弔う記念碑です。 敷き詰められた煉瓦には、戦死者の名前が刻まれています。 ・・・。 時代のせいか、戦争そのものの性格からか、 ここに足を止めて見つめる人はほとんどいません。 私くらいのものでしょうか、見てるの。 こうして記念碑を作れば「戦争」は確かに風化しないでしょうが、 逆に、 そもそもこんな記念碑を建てさせる戦争行為そのものの虚しさが 浮かび上がってくるだけです。 ふっ・・・、何を思ったか、今日は熱くなってしまいました。 次が最後です・・・(すみません、引っ張りすぎて)。 こうやって、さんざん戦争する国ですが、 自戒の念もすこーしあるようです。 さっきと同じ公園に立ってました。 (おびただしいGunを埋め込んだ石柱) なんとも、直接的な表現ですが、 まあ、アメリカ的っていうことで許しちゃいましょう。 最後までおつきあいくださって、ありがとうございました。See you!
by pmc-beetle
| 2008-08-31 11:19
| 戦争
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