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懲りないバナナ・・・Sugar spot・・・。 ほんとに・・・、なんかなー、 わからんままにしておくと気持ちが悪いというか、 寝付きが悪いというか・・・。 (ほんなこつ、なーんが原因なんやろか?) 二週間前、上司(外人)に「いま、マジでこんなの(sugar spot)に悩んでるんです」、 と話したら、失笑をかいました。 ええ年こいて、アホか、ってことでしょうね、きっと。 まっ、慣れてますけどね。 そんな常識的レスポンスには。 で、いまはどうかというと、気にはなりながらも、 さすがに、一時帰国前にやらなきゃいけない仕事がいーっぱいあるので、 バナナごときに(す、すまんな、バナナよ)かまっとられんとよ (かまってられないのよ)。 ただね、バナナ君、ちょっと前まではね、 私はね、君のことをほんとに、まじめに、真剣に考えていたのだよ。 君の皮膚のことを・・・。
さて、実験に用いました材料でございますが、 Parafilm、ガーゼ、エタノール、 抗生剤(ストレプトマイシンとペニシリンG;細胞培養用)です。 ![]() バナナは市販の食用バナナ(5本)。 右2本を対照群(コントロール;無処置群)としました。 ![]() このバナナに下の写真のごとく処置を施します。 抗;抗生剤を浸したガーゼ 水;水を浸したガーゼ(ともにパラフィルムで固定) 中央バナナの丸印は、左に水、右にエタノールを塗布した領域。 いずれのバナナもメッシュ状下敷きの上に静置したまま、経時的観察をおこないます。 ![]() あっ、今回の実験の狙いを申し上げておかないといけませんでしたね。 前の実験で、エタノールでSugar spotの発生を抑制できたことなどから、 「Sugar spot細菌説」が浮上していました。 ですから、抗生物質を用いたら、もっとはっきりするだろうという考えです。 Day 4・・・。 ![]() 実感開始3日目から出現し始めたSugar spotは、さらに明瞭になってきました。 ところが、ここである失敗が発覚。 右側の丸印(エタノール塗布)が黒くなっています。 念入りにエタノールを塗りすぎた結果、 バナナ表面の細胞が死んでしまった(凝固壊死)のです(くー、不覚!)。 ・・・ん? 対照群のバナナが1本ないね・・・。 (・・・お腹が減ったので、食べてしまいました。) Day 5・・・。 バンドをはがしてみました。 ![]() 悩ましい結果でした。 右端のバナナ。いい感じです。 水バンドのところは、Sugar spotだらけ。 一方抗生剤バンドのところは、Sugar spot少なめ。 勝負あったかに見えましたが、左端のバナナでは差がありませんでした。 この問題は今後の検討課題です(おい、本気か?)。 細菌を想定し、培養を試みたこともありました。 ラボにバナナを持って行き、 Jazzを聴きながら次の操作をしました。 バナナ表面のSugar spot部を切除し(左)、 リン酸バッファー液中で懸濁し(右)、 遠心したあと上清を採取。 その一部を大腸菌培養用のLB培地(寒天)に播きます(小さな穴を作ってます)。 これを37℃でインキュベート。さて、どうなったかなー? 結果は、残念・・・。 菌は生えてきませんでした。 培地にアンピシリンという抗生剤をいれていたのが原因だったかもしれません。 (ほんとの実験には、大抵入れたものを使うので、 間に合わせにそれを用いたのがいけなかったかもしれません・・・。) あるいは、バナナの皮に含まれる何らかの成分が菌の発育には必須で、 それがない条件下では育たないのかもしれませんね。 いろんなことを想像しながら、次を考えていましたが、 帰国までのカウントダウンが始まりましたので、泣く泣く中断いたしました。 実は、今日も昼にバナナを食べたのですが、 皮をむくとき、「あれっ」と思いました。 バナナの下に敷いていたメッシュの模様が皮についていたのです。 ![]() メッシュが弾力のある素材だったので、湿度と温度が保たれ、 「Sugar spot菌」が繁殖したのだと思います。 こうしてみると、 「たかがバナナ、されどバナナ・・・」でした。 あーっ、こんなことばっかりしてるから、仕事がーっ・・・! (ふうーっ) See You!✋
by pmc-beetle
| 2008-12-07 14:04
| 食生活
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Comments(4)
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こんにちは~
いやー、横着してデルモンテあたりに答えを聞きたくなっちゃったり(笑) しかーし、今スウェーデンに滞在中の偉い先生も、クラゲの発光がネタですし、人と違うところに執着することの大切さは絵に通じるものがあります。 なにより面白いですね。 ググってみてもエチレンガスがどうのこうのと書いてあるだけで、よくわかりませんでした。 が、猛烈にバナナを食べたくなりました。 積極的にバナナを食べる方ではないので、食べるとなると何年かぶりになります(笑)
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ヌューさん、こんばんは!
ネットで調べられました? なかなか核心部分は載ってないでしょ? 会社なんか知ってるでしょうけどねえ。 この物語、「ありゃ、ひょっとしたら、みんな知らないんじゃないのー?」、 っていうのが始まりだったんです。 最初の日、ネット検索を夜3時までしても答えがわからず、 本当に不眠になってしまいました。 バナナの中身については、なにやら医学的にも研究がされているようで、 腸内細菌によい影響を与えるとか、免疫機能を強化するとか書いてるんですが、 「まあ、あってもいいよねえ」って感じで、あまり驚きではないのです。 問題は皮! 皮なんだなあ、これが。 小さなミクロの傷から侵入して生えるんだと思います、この菌(仮想)。 房に固定されてる上のほうには少ないですもん、sugar spotは。 書き始めると止まらなくなるのでやめますけど・・・。 恥を忍んで会社の人に訊いてみようかなあ・・・。 気になって眠れなくなって痩せて死んでしまってはいけませんからねえ(・_・)。 いや、それどころじゃなかった! さ、仕事や、仕事。 コメントありがとうございました! ![]()
ここまでやるとは・・・凄い探究心ですね。
私にはとうてい真似できません・・・(*_ _) いや本当にたかがバナナ、されどバナナ・・・ バナナさんも喜んでいるでしょう! メッシュ模様が笑わせてくれますね(*^~^*) ![]()
To sippoさん
>ここまでやるとは・・・凄い探究心ですね。 厨房の「まかない食」みたいな感じでしょうか。 その辺にあるものでおこなったので、手間をかけたわけではないのですよ。 >私にはとうてい真似できません・・・(*_ _) いや、写真で探求されてる、しっかりと。 >メッシュ模様が笑わせてくれますね(*^~^*) バナナに好きな模様をつけたいとき、利用できますよ(^^)。 コメントありがとうございました!
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